ケアマネジャーの役割には、”連絡調整・その他便宜を図る”。仕事がありますよね。
相談を受けて、様々なサービス調整を行うのは、ケアマネジャーの仕事の中で労力集中させなければならない仕事です。
人と人とのお仕事なので、”効率的”という言葉が似合いませんが、”効率的に仕事をしないと、たくさんの利用者さんを支えいくコトができません。
こんにちは、ケアマネジャー歴10年のまさたけです。
当ブログでは、ケアマネジャーを始めたい方、始めたばかりの方向けのコンテンツを発信しております。
この記事では、アセスメント〜週間予定表を”効率的”に調整できる方法をお伝えします。
無駄を省いて、1日でも早くサービスが開始できるように努めましょう!
- アセスメントでは、利用者に調整の幅を確認しておく。
- サービス開始は、急ぐ?急がない?を確認しておく。
- サービス利用料は、概算できる準備を。
- サービス調整は、調整がつきにくいサービス事業所から。
- 効率的なサービス調整で、利用者の自立した生活を支えよう!
アセスメントでは、利用者に調整の幅を確認しておく。
サービス調整する際は、”幅”を持たせて頂くことが大切です。
新人の頃は、寄り添いすぎて利用者の都合ばかりを気にしてましたが、結局時間がかかりすぎてご不便おかけした苦い思い出があります(笑)
この2点に気をつければ、調整がスムーズにいきます。
※利用者にとっての必要性もあるので、”効率的”にはバランスが大事です。
利用者の月・週間予定を把握する。
定期的な病院受診や、外出を把握した上で調整を行います。
確認不足のままの調整後に、その日は病院にいかないといけない。なんてことも、よく言われました(泣)
上記の内容をお聞きするだけでも、難しい曜日・時間を把握できます。
月1回でも、病院受診のためにお休みするのであれば、その曜日・時間を避けて調整するほうが、毎月の調整が簡単になります。(サービス事業所の間違いも減る)
利用者にとっても、必要な介護サービスを休むことなく、定期的に受けることはメリットです。
◯曜日の◯時〜、というピンポイントの依頼は却下する。
中には、曜日と時間をピンポイントで調整依頼をお願いする利用者もいますが、人手不足の介護業界では難しいことをお伝えしておきましょう。
この条件を飲んでもらわないと、何件も電話しないといけません。
(利用者の病状により、そんな時もありますが)
こうすることによって、調整結果を、都度確認する手間が省け、迅速に曜日・時間調整が可能となります。
サービス開始は、急ぐ?急がない?を確認しておく。
サービス調整の前に、どれくらいの緊急度があることを把握しましょう。
緊急度の把握は、利用者の生活に支障が直結しますので、すご〜く大事。
緊急度には、以下の4つがあります。
急いで調整しないといけない場合は、1と2と...3で(3は他に優先しないといけない場合は後に回しましょう。)特に気をつけて欲しいのは、2の人。
急いでと言いたいけど、言えない場合と。急いでほしいと思っていない人がいます。
どちらもリスクが高い状況なので、優先順位を上げてサービス調整を行いましょう。
サービス利用料は、概算できる準備を。
サービス調整が終わった時点や、担当者会議が終わった後に提示する、利用表。
調整後に、「こんなに払えない」と言われた経験はないですか?
あれはゾッとしますよね(笑)
対策としては、よく利用されるサービス単位数のメモを持ち歩くこと。
こうすることで、アセスメント時に、ある程度の金額を提示することができるので、ッサービス調整後のキャンセルが劇的に減ります。
※訪問系は介護度による点数の違いはありませんが、通所系・泊まりのサービスは介護度で大きく変わります。通所系は時間でも変わります。
サービス調整は、調整がつきにくいサービス事業所から。
複数のサービス調整を行う場合、どこから電話しよう??と、悩みますよね。
または、1つの調整が終わって、2つ目の調整がなかなかつかない。なんてことはザラにあります。
そこでおすすめなのが、サービス調整が難しいサービス事業所から電話をする方法です。
地域差がありますが、私の場合以下のように調整を行っています。
※地域差があるので、先輩ケアマネジャーに聞くのが確実です。
効率的なサービス調整で、利用者の自立した生活を支えよう!
人と人との関係なので、”効率的”にできないことが多い職種ですが、サービス調整は工夫次第で”効率的”に勧めることができる業務です。
サービス調整は、労力がかかる仕事なので”効率的”に調整を行うことで、ケアマネジャーはもちろん、利用者・サービス事業所にとっての幸せに繋がります。
効率的なサービス調整を行って、利用者の自立した生活を支えていきましょう!
みなさんの、”効率期”なサービス調整方法があれば、コメント欄で教えて下さいね!
ではまた。