利用者の相談を受けて、サービス事業所にいざ新規相談!
と、初めての相談の際は、いったい何から話せばいいのか迷いますよね。
私も新人の頃は、何から話をしたら良いのか、何を話したいいのか分からず...
自分でも何を言っているのかわからない状態で新規相談をしていました(笑)
その理由は、自分が話したいことを話し続け、相手が欲しい情報を伝えてなかった...。と今では反省しています。
こんにちは、ケアマネジャー歴10年のまさたけ(@masa_take14)です。
当ブログでは、ケアマネジャーを始めたい方、始めたばかりの方向けのコンテンツを発信しております。
この記事では、サービス事業所への新規相談がスムーズ&効果的に行うためのコツをお伝えします。
新規相談をコツは、相手が求めている情報を把握し、的確な情報提供を行うことで、手ごたえを感じることができますよ!
- サービス事業所によって、重要視する情報が違う。
- 訪問系サービスは、こんなことを知りたい。
- 通所系サービスは、こんなことを知りたい。
- 施設系サービスは、こんなことを知りたい。
- 新規相談を繰り返して、手ごたえのある情報をメモしておこう。
サービス事業所によって、重要視する情報が違う。
新規相談の際は、自分の伝えたい情報では無く、サービス事業所が知りたい情報は何か?を知ることが大切です。
相手の立場になって、サービス事業所が何に興味を持っているのか、何について知りたいのか?を、少しだけ考えてみましょう。
手っ取り早いのは、ケアマネジャーの前にしていた仕事をイメージすると分かりやすいですよね。
デイサービスやデイケア、訪問介護、ショートステイ、訪問入浴・・・
知りたい情報は同じでも、サービス事業所によって重要視する情報は違うものです。
訪問系・通所系・施設系サービスで、ポイントをまとめました。
訪問系サービスは、こんなことを知りたい。
訪問系サービスは、利用者〜利用者の自宅を経由するため、移動時間をシビアに考えます。駐車場が自宅に停めれる自宅ばかりじゃないので、このあたりは重要視して聞きたいポイント。
その他にも、
- 買い物支援を行う場合→近くの商業施設の情報。
- 掃除の支援を行う場合→部屋がどのくらいの支援が必要か?
- 異性へのセクハラ→訪問は1人で行うため。
一般的な情報(フェイスシートなど)提供に合わせて、このような情報提供をしておくと、ひと味違うケアマネジャーとして認識されるはずです。
通所系サービスは、こんなことを知りたい。
通所サービスにとって、送迎時の駐車スペースは送迎効率を上げるために超重要なポイント。ここの情報提供を行うと、通所サービス事業所はすごく助かるはず。
- 食事アレルギーについて→食事の提供に関わる。
- 本人の趣味・嗜好→余暇時間の参考になる。
- 転倒リスク→事故防止のため。
- 他社との交流→テーブルの席の配置など。
こんな情報を合わせて提供すると、よくアセスメントしているな〜。と感心されることでしょう。
施設系サービスは、こんなことを知りたい。
現在のショートステイは、個室が増えてきており、利用者の生活リズムに合わせるユニットケアが多くなっていますよね。
なので、利用者の生活リズムは重要視されます。
- コールを押すことができる?→夜間帯のセンサーマットの必要性に関わります。
施設サービスは、24時間介護にあたるため、生活リズムはもちろん、転倒リスクには十分備えたいところです。
新規相談を繰り返して、手ごたえのある情報をメモしておこう。
結果的に、ケアマネジャーがアセスメントして集めた情報全てが有意義なモノですが、そのひとつひとつの情報は、サービス事業所によって重要度が違います。
サービス事業所がサービス提供する場面を思い浮かべて、持っている情報を優先的に伝えると、サービス提供が円滑にいくようになります。(サービス事業との信頼関係構築にも影響する)
ケアマネジャーの情報の伝え方で、本人の生活の質が上がります。
サービス事業所によって、情報に重要度をつけながら、新規相談をしていきましょう!
ではまた。