ケアマネジャーの業務多忙すぎて終わらない。先輩が何も教えてくれない。
ケアマネジャー辞めたい。と日々の業務をしていると、そう感じることが多々あると思います。
こんにちは、ケアマネジャー歴10年のまさたけ(@masa_take14)です。
当ブログでは、ケアマネジャーを始めたい方、始めたばかりの方向けのコンテンツを発信しております。
この記事では、ケアマネジャーの仕事が大変、辞めたい、大変なときの対処法を解説しています。
辞める前に、できることがあるようなら、試してみてからでも遅くはないはず。
- 責任が重たすぎる。→課題の分離をしよう。
- やっても終わらない業務の多さに疲弊してる。→事業所と、業務分担する。
- 時間が足りない。→スケジュール・タスク管理術を身につける。
- 覚えることが多すぎる。→自分が覚えたことを記録して、自身をつけよう。
- 人間関係が大変。→続く人間関係、続かない人間関係とは?
- 辞めたくなる前に、対策を。
責任が重たすぎる。→課題の分離をしよう。
「自分が提案したサービスで、利用者の生活が始まることに、責任を感じてしまう。」
そんなこと、ないですか??
こんなプレッシャーにもビクともしない先輩ケアマネジャー、スゲーな。
ケアマネジャーを始めたてのころは、自分の決断や、先輩のドーンと構えた態度に私も感じてました。
自分が考えたサービスで、この人の生活がうまく行かなかったらどうしよう?
大変になったらどうしよう。
など、考え出すとキリがないです。
ここで考えてほしいことは3つ。
- 介護サービスはケアマネジャーだけでは決めない。
- サービス事業所を信じる・頼る。
- サービス開始時は、微調整が必要になるコトが前提。
この3つを、もう少し深彫してお伝えします。
介護サービスは、ケアマネジャーだけで決めない・考えない。
介護サービスは、
- 利用者から話(困ったこと)を聞く。
- 困ったことに対する対策(介護サービス)を提案。
- 利用者が決定する。
という過程を経て、決まります。
話を聞いて、対策(介護サービス)を提案。
最後は利用者が決定する。←ここが重要です。
「利用者が決定する」ことで、すべて責任がケアマネジャーにある。
という考え方は違います。
だから、”責任を重く感じすぎる”のはナンセンス。
①利用者からの相談を受けて。
②ケアマネジャーは対策(介護サービスなど)を提案し。
③利用者が、受ける介護サービスが決める。
この過程を大切にしましょう。
サービス事業所を信じる・頼る。
サービス事業所にお願いしたものの、大変なケースで勝手に心配しずぎていたケアマネジャーとは、私のこと。お願いしたんだから、サービス事業所を信じ・頼りましょう。
介護サービスを提供するのは、ケアマネジャーではなく、サービス事業所です。
ケア万ジャーに紹介した責任はありますが、サービス提供の責任はサービス事業所の責任となります。
サービス事業所は、その分野のプロなのでケアマネジャーより深い知識と経験があります。色々口出しをすると、ケアマネジャーとサービス事業所との信頼関係も崩れるし、サービス提供も上手くいきません。
利用者の生活が波に乗ってほしいなら、口を出すよりサービス事業所を信じる・頼る。という心構えの方が、上手くいく可能性が高いです。
サービス開始時は、微調整が必要になるコトが前提。
最初に調整をしたサービスで、これkら数年、生活の準備は万全!
という訳にはいきません(笑)
ケアマネジャー始めたての頃は、最初の相談で、すべての悩みを汲み取ることができていないこともあり、サービス調整ばかりでした。
(10年経ってもまだまだ...と感じています。)
介護サービスが始まったばかりの時期は、サービスの微調整をすることの方が多いです。理由は、私の力不足はもちろんですが、利用者が「思ってたのと違う。」と感じるから。
”百聞は一見に如かず”で、利用者自身も、聞いてみるのと体験することでは、違った印象を持つことが多いです。
サービス開始して、数か月はサービスの微調整がでるだろう。と、心構えしておくと精神的にも、スケジュール的にも余裕が生まれます。
やっても終わらない業務の多さに疲弊してる。→事業所と、業務分担する。
ケアマネジャーの仕事は多岐に渡り、”ここまでが仕事”という線引きが無いのが辛いところ。
なんでも、かんでもケアマネジャーに相談があるから、仕事が終わらない。
そんな辛い過去もありました。
ここで大切な考え方は、業務分担に集中すること。
ケアマネジャーじゃなくても良いことは、他に適任がいる可能性が高いです。
例えば利用者から、”掃除の方法”や”食事の味付け”、”デイサービスで一緒に座っている人が気に入らない”など。
こんな不満をケアマネジャーを介してサービス事業所に伝えると、伝え方次第で、チーム崩壊の危機になることもあります。
訪問介護事業所には、ヘルパーさんの管理を行うサービス提供責任者がいますし、
通所サービスには管理者がいます。
ケアマネジャーが、利用者の不満の声をすべて代弁するのではなく、サービス事業所と利用者が不満を共有できるような関係性を構築するサポートに徹しましょう。
代弁する方が早く済みますが、こういった関係性をつくるサポートをしておくと、
よりよいチーム作りと、今後のサービスが円滑に提供できるようになり、結果としてケアマネジャーが業務に追われる負担が軽減されます。
”餅は餅屋に。”その分野のことは、その専門家に直接聞いてもらった方がいい。
ケアマネジャーは、そのように業務分担をすることも大切なことが大切な仕事です。
時間が足りない。→スケジュール・タスク管理術を身につける。
ケアマネジャーは、自分の時間管理が大切な職種です。
今まで現場で勤めていた方がほとんどなので、”時間管理”ができない。が当たりまえ。
スケジュール帳や、スマホを使って”時間管理”を行いましょう。
”時間管理”とは別に、”タスク管理”も大切。
タスクとは、”すること。
ケアマネジャーには、利用者・サービス事業所などから
- サービス追加の依頼。
- ○○さん、こんなコト言ってますよ。
引っ切り無しに連絡があり、”すること”が増えていきます。
電話の度に、”すること”が1つずつ抜けていきますので(笑)
ToDoリストなどを使って、”すること”を整理してこなしていきましょう。
書き出すことで、”すること”をぱっと見で分かるようになり、優先順位が付くようになることも大きなメリットです。
覚えることが多すぎる。→自分が覚えたことを記録して、自身をつけよう。
ケアマネジャーの仕事は、多岐にわたります。
現場では、介護や計画書の作成などでしたが、
- ケアプランの作成。
- 支援経過記録。
- 役所への手続き。
- 介護保険以外への橋渡し。
- 給付管理。
など、ここに書き忘れているくらい多岐にわたります。
そこで実践してほしいのが、身につけた知識を貯めていくこと。
これは、先輩方へ質問の回数が減り。
自分が身につけた知識を振り返ることで、自己肯定感が上がります。
知識は貯めてて損はありません。
人間関係が大変。→続く人間関係、続かない人間関係とは?
ケアマネジャーの人間関係は、
- 利用者・家族。
- 同じ事業所のケアマネジャー。
- 他事業所の方々。
大きく分けて、3種類の人間関係があります。
1と2の人間関係は、事業所を変更することで断ち切ることのできる人間関係ですが、
3の関係は、住む場所を変えないと変わりません。
3の場合は、勤務する場所を大きく変える必要があります。
人間関係に疲れて、転職を考える時は3つの人間関係を把握したうえで行いましょう。
辞めたくなる前に、対策を。
覚悟を決めてケアマネジャーの仕事に就いたけど、大変に感じるのは仕方のないことです。
今まで行ってきた直接的な介護の仕事とは違い、間接的な仕事がほとんど。
初めてのことが多く、疲れます。なので、辞めたくなる気持ちがよく分かります。
ですが、対策することで景色がガラッと変わることもあります。
合格率が低い、狭き門を通り抜けたあなたなら、きっと大丈夫。
まだまだできる事があるので、色々試しながら成長していきましょう!
ではまた。