ケアマネ応援家

ケアマネジャー歴10年の私がケアマネジャーの仕事内容・魅力・仕事術を解説します。

【メンタル改善】バイスティック7原則を使い熟して、ケアマネジャーを”気楽”に続ける。

ケアマネジャーは精神的に負担のかかる仕事の印象が強く、ケアマネジャーの仕事に興味はあっても、とりあえず今の仕事を続けている人は少なくないと思います。

ケアマネジャーの仕事は精神労働と言われ、現場の仕事に比べると精神的に疲弊する仕事であることは確かです。

そこで知っててほしいのが、よく教科書に出てくる、「バイスティック7原則」。

介護の仕事をしていると1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

 

 

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まさたけ

こんにちは、ケアマネジャー歴10年のまさたけ(@masa_take14)です。

当ブログでは、ケアマネジャーを始めたい方、始めたばかりの方向けのコンテンツを発信しております。

 

この記事を読もうとされている方は、利用者・家族のためにケアマネジメントを熱心にされている方と思います。

ですが、熱心になりすぎてオーバーヒートしてケアマネジャーを長く続けることで、利用者・家族のためになるもの。

 

この記事では、メンタル安定のためにケアマネジャー歴10年の私が「バイスティック7原則」、どのように実践しているか解説します。

 

 

バイスティック7原則」とは?

バイスティック7原則」とは?
  • 個別化
  • 意図的な感情表現
  •  統制された情緒関与
  • 受容
  • 非審判的態度
  • 自己決定
  • 秘密保持

 

バイスティック7原則」には、上記の7つの原則があります。

 

 

「個別化の原則」は、利用者・家族の問題をグループ化しないこと。

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経験は自分の糧になりますが、その経験で利用者・家族を色眼鏡で見てしまい「個別化の原則」を忘れてしまう事があります。

「この疾患の人は、だいたいこうだよね」

「息子は親の介護にはしないからね~。」

「家族の問題が多いところは、大変だ」

‥等。利用者・家族をカテゴライズ・ラベリングしてしまうと、本当の姿や原因が見えません。

 

「個別化の原則」は、利用者・ご家族を"ありのままに理解"する。ことが大切。

その為にも、アセスメントを謙虚に行うことがポイントです。経験年数が長い人ほど、「個別化の原則」を忘れがち。

(あーいう人、こーいう人とグループ化したくなるけど)

 

「意図的な感情表現の原則」で、利用者・家族に本音を引き出す。

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利用者の本音を吐き出してもらうために、ケアマネジャーが利用者の感情に寄り添う技法。話す相手が無表情の人より、感情を共感してもらえる人の方が、利用者は感情を表現しやすいですよね。

 

利用者が、不安な表情をしている時は、ケアマネジャーも不安な表情で、その話に共感し、楽しい話をしている時は笑顔で話をお聞きする。

当たり前ですが、大切な事です。利用者の感情に寄り添って信頼関係を築いていきましょう。

 

「統制された情緒関与の原則」で、仕事と自分の気持ちを切り離す。

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利用者の感情に寄り添うことは大切ですが、寄り添い過ぎて疲れてしまったり、て感情的になってしまっては、ケアマネジャーとしての仕事ができません。
利用者の感情に、飲み込まれない事が大切。

 

ケアマネジャーを始めた頃は、どうしても感情が入り過ぎます。ですが、この知識をもって関わると、冷静に関わることができます。

 

感情を自宅へ持ち帰らないことで、プライベートと仕事を両立しましょう。

この原則を実践するまでが辛いですが、先輩ケアマネジャーに相談しながら乗り切りましょう。

(ケアマネジャーは、眠れない夜もある)

 

「受容の原則」で、利用者の話を否定しない。

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利用者の話はすべて「そうなんですね」と、受容してます。

利用者は話を受け入れてもらっている事で、さまざまな事を話していただけます。(話を聞いてくれない人には話したくない)

私のような男性ケアマネジャーにありがちですが、利用者の話を否定し、すぐに解決策を出してしまい、嫌われた経験があります。

まずは受容。そして共感を交えながら相談援助にあたりましょう。

(すぐ解決策出したくなりますが、まずは受け入れましょう。)

 

「非審判的態度の原則」で、利用者の考えを評価しない。

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ケアマネジャーが、利用者の考え方・判断を良い、悪いの評価はNG。

人によって価値観は違います。だから、利用者とケアマネジャーの価値観が違うのは当然。

ケアマネジャーの仕事をしていると、「それは違うと思うな」と思う事が多々ありますが、その言葉は決して発しません。だってケアマネジャーは相談援助職。利用者の生活が自立できるように支援するのが仕事です。物事の善悪を判断すると、相手と衝突するのは当たり前のこと。

 

「自己決定の原則」で、利用者・家族に考えてもらう。

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意思表示をしてくれない方ほど難しい。だからといって、ケアマネジャーがグイグイ話を勧めると「コレで良かったのかな??」と不安になります。

また、その人の人生はその人が決めるもの。その人の決断は、その人しか責任を持てません。

ケアマネジャーはその責任と取れないので、利用者・家族が自己決定できるまで、相談援助を行い続けます。

(早く決めて、と言いたい時もある)

 

「秘密保持の原則」で、利用者・家族の秘密を守る。

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ケアマネジャーは、利用者・家族の情報をより深く知る方法があります。

三者にはもちろん、サービス事業所へ病院への情報提供も、すべてではなく必要最低限の情報を提供する必要があります。

 

支援に必要のない、不必要な情報を話のネタにしないことは大切です。

(誰にでも知られたくない過去がある。)

 

バイスティック7原則」でケアマネジャーを続けていこう。

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ケアマネジャーは相談援助職なので、ことばや態度に気を付けなければいけません。また、現場の頃と違い、身体的な疲れより、精神的に負担のかかる仕事であるからこそ、健康を維持するため対策が重要です。

ケアマネジャーとして「バイスティック7原則」を使い熟し、信頼関係の構築、燃え尽き症候群の兆候に注意することも重要です。

 

筆者が思うのは、利用者・家族に頼られ、サービス事業所と一緒に問題解決をしていくケアマネジャーは、とてもやりがいのある仕事です。

自分のため、利用者・家族の生活のために「バイスティックの7つの原則」を理解し、実践することが不可欠です。

 

ではまた。