介護福祉士からステップアップとして取得する方が多いケアマネジャー。
気になるのが、介護福祉士とケアマネジャーの違いでは無いでしょうか?
こんにちは、ケアマネジャー歴10年のまさたけ(@masa_take14)です。
当ブログでは、ケアマネジャーを始めたい方、始めたばかりの方向けのコンテンツを発信しております。
この記事では、介護福祉士とケアマネジャーの経験がある筆者が、実際の体験をもとにそれぞれの仕事の違いについて解説します。
これからケアマネジャーを目指している方の参考になる記事となっています。
- 国家資格の介護福祉士と、都道府県が認定するケアマネジャーの資格。
- 受験資格のハードルが違う。
- 直接介護をする介護福祉士と、仕事を依頼するケアマネジャー。
- 書類仕事が多くなるケアマネジャー。
- コミュニケーションを取る相手が変わる。
- ケアマネジャーの月収は、介護福祉士より4万円高い。
- ケアマネジャーの転職は早いうちがお勧め。
国家資格の介護福祉士と、都道府県が認定するケアマネジャーの資格。
資格更新の有無。
— ケアマネ応援家┃歴10年 (@caremane_m) July 31, 2023
介護福祉士は資格更新が無い。ケアマネジャーは5年に1度の資格更新が必須。
ケアマネジャーが大変な理由に”資格更新の研修が多い”ことが1つある。
資格更新のための時間は、会社が持ってくれるのか?自分の時間を使わないといけないかは、面接時に要確認。
介護福祉士は、国が認定を行う国家資格に対し、ケアマネジャーは、都道府県が認定する資格です。
更に、ケアマネジャーは資格の維持のために、5年に1度更新研修を受けなければいけません。コレを忘れると、ケアマネジャーの仕事ができなくなります。
受験資格のハードルが違う。
介護福祉士の取得は3年の実務経験が必要。
3年の実務経験を積んで、受験資格が与えられます。合格率は70%程度と国家資格の中でも合格率が高い資格。
ケアマネジャーの取得は、国家資格+5年の実務経験が必要。
医師や看護師、介護福祉士等の国家資格を取得していることや、介護や相談援助に関する実務経験が5年以上積んで受験資格が与えられます。
合格率は20%程度と、かなり低いのが特徴。
直接介護をする介護福祉士と、仕事を依頼するケアマネジャー。
施設やデイサービス、訪問介護で働いている介護福祉士は、利用者へ直接介護をいます。(筆者は、腰を痛めて引退をしましたが、利用者へ直接介護を行っている日々は笑いあう事が多かったな〜。と懐かしく感じています。)
対して、ケアマネジャーの仕事は、現場での仕事から少し距離をおいた場所で支援。
手を差し伸べて行う介護ではなく、介護を依頼する間接的な支援となるので体の負担が減った代わりに、精神的な疲労が増えたのは事実。
介護福祉士からケアマネジャーへ転職して大変と感じることが多い部分です。
ケアマネジャーになりたての頃は、こんな失敗も↓
新人の頃、困っている利用者から電話。
— ケアマネ応援家┃歴10年 (@caremane_m) August 1, 2023
"ナースコール"と勘違いし自宅へ駆けつけた。
この電話へのレスポンス(反応)の速さは、ケアマネには不要。
目の前だけ問題を早くに解決するより、時間がかかってもいいからシステムづくりに注力する。
利用者の電話は、ナースコルではない。
書類仕事が多くなるケアマネジャー。
苦労したこと。
— ケアマネ応援家┃歴10年 (@caremane_m) July 31, 2023
介護福祉士→ケアマネジャーへの転職。
特に苦労した仕事は書類関係。
現場で勤めている頃の書類仕事は、支援経過記録程度だったが、ケアマネジャーになると事務仕事が増える。
役所に、事業所に、病院に。情報を提供するケアマネの仕事は書類仕事が多い。
大変なのは慣れるまで。
介護現場で勤めている時は、書類作成は皆無でしたが、ケアマネジャーになると状況は一変。扱う書類の数が膨大になるので、慣れるまでは苦労します。(書類関係は元々苦手なので、今でも苦労しています)
コミュニケーションを取る相手が変わる。
全く違う。
— ケアマネ応援家┃歴10年 (@caremane_m) August 2, 2023
介護福祉士が話をするのは”9割利用者”
ケアマネジャーが話をするのは”利用者と家族、各5割”
新人ケアマネの頃は、家族と話をするのが苦手だった。
話する相手が変わるとストレスが増えるが、最初だけ。
ケアマネは沢山の人と話をする。
介護福祉士は、利用者とのコミュニケーションが9割に対し、ケアマネジャーになると利用者と家族へそれぞれ5割ずつコミュニケーションを取る必要があります。
間接的な支援を行うケアマネジャーは、利用者・家族の意向を確認し、自立した生活を送ることができるように支援が必要です。
利用者または、家族のどちらかに偏ったコミュニケーションだと、生活を支えることができません。
家族へのコミュニケーションは、最初は緊張しますが、次第に慣れてくるので大丈夫。
ケアマネジャーの月収は、介護福祉士より4万円高い。
朗報。
— ケアマネ応援家┃歴10年 (@caremane_m) July 30, 2023
介護福祉士→ケアマネジャーへ転職すると約4万円月収が上がる。
ケアマネが大変そう。は、あなたじゃない誰かが言っている。あなたが大変と感じる保証はどこにも無い。
朗報。ケアマネやると月収が上がる。https://t.co/NYuGMvHwgt
介護福祉士からのステップアップとして注目されているケアマネジャーの月収は、介護福祉士より4万円高い報酬が期待できます。
筆者は、結婚してすぐにケアマネジャーへ転職。生活していくためには多くのお金があったほうが選択肢が増えますよね。
ケアマネジャーの転職は早いうちがお勧め。
介護職員の平均年齢は40代。ケアマネジャーの平均年齢は50代。20代でケアマネ始めた私は、後輩の9割が年上。人生の先輩がケアマネの後輩だから、立ち振舞いに迷いが生じることは日常茶飯事。
— ケアマネ応援家┃歴10年 (@caremane_m) August 1, 2023
ケアマネジャーの平均年齢は50代後半。(※厚生労働省調べ)
若いうちからケアマネジャーをしておくとケアマネとしてより長く務められます。
そう考えると、早くからケアマネジャーをしておくのがお勧めです。
ではまた。