ケアマネ応援家

ケアマネジャー歴10年の私がケアマネジャーの仕事内容・魅力・仕事術を解説します。

介護福祉士とケアマネジャーの違いは?介護福祉士歴6年/ケアマネ歴10年が解説します。

介護福祉士からステップアップとして取得する方が多いケアマネジャー。

気になるのが、介護福祉士とケアマネジャーの違いでは無いでしょうか?

 

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まさたけ

こんにちは、ケアマネジャー歴10年のまさたけ(@masa_take14)です。

当ブログでは、ケアマネジャーを始めたい方、始めたばかりの方向けのコンテンツを発信しております。

 

この記事では、介護福祉士とケアマネジャーの経験がある筆者が、実際の体験をもとにそれぞれの仕事の違いについて解説します。

これからケアマネジャーを目指している方の参考になる記事となっています。

 

国家資格の介護福祉士と、都道府県が認定するケアマネジャーの資格。

 

介護福祉士は、国が認定を行う国家資格に対し、ケアマネジャーは、都道府県が認定する資格です。

更に、ケアマネジャーは資格の維持のために、5年に1度更新研修を受けなければいけません。コレを忘れると、ケアマネジャーの仕事ができなくなります。

 

受験資格のハードルが違う。

介護福祉士の取得は3年の実務経験が必要。

3年の実務経験を積んで、受験資格が与えられます。合格率は70%程度と国家資格の中でも合格率が高い資格。

 

ケアマネジャーの取得は、国家資格+5年の実務経験が必要。

医師や看護師、介護福祉士等の国家資格を取得していることや、介護や相談援助に関する実務経験が5年以上積んで受験資格が与えられます。

合格率は20%程度と、かなり低いのが特徴。

 

直接介護をする介護福祉士と、仕事を依頼するケアマネジャー。

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施設やデイサービス、訪問介護で働いている介護福祉士は、利用者へ直接介護をいます。(筆者は、腰を痛めて引退をしましたが、利用者へ直接介護を行っている日々は笑いあう事が多かったな〜。と懐かしく感じています。)

 

対して、ケアマネジャーの仕事は、現場での仕事から少し距離をおいた場所で支援。

手を差し伸べて行う介護ではなく、介護を依頼する間接的な支援となるので体の負担が減った代わりに、精神的な疲労が増えたのは事実。

介護福祉士からケアマネジャーへ転職して大変と感じることが多い部分です。

 

ケアマネジャーになりたての頃は、こんな失敗も↓

 

書類仕事が多くなるケアマネジャー。

介護現場で勤めている時は、書類作成は皆無でしたが、ケアマネジャーになると状況は一変。扱う書類の数が膨大になるので、慣れるまでは苦労します。(書類関係は元々苦手なので、今でも苦労しています)

 

コミュニケーションを取る相手が変わる。

介護福祉士は、利用者とのコミュニケーションが9割に対し、ケアマネジャーになると利用者と家族へそれぞれ5割ずつコミュニケーションを取る必要があります。

 

間接的な支援を行うケアマネジャーは、利用者・家族の意向を確認し、自立した生活を送ることができるように支援が必要です。

利用者または、家族のどちらかに偏ったコミュニケーションだと、生活を支えることができません。

 

家族へのコミュニケーションは、最初は緊張しますが、次第に慣れてくるので大丈夫。

 

 

ケアマネジャーの月収は、介護福祉士より4万円高い。

 

介護福祉士からのステップアップとして注目されているケアマネジャーの月収は、介護福祉士より4万円高い報酬が期待できます。

筆者は、結婚してすぐにケアマネジャーへ転職。生活していくためには多くのお金があったほうが選択肢が増えますよね。

 

ケアマネジャーの転職は早いうちがお勧め。

 

 

ケアマネジャーの平均年齢は50代後半。(※厚生労働省調べ)

若いうちからケアマネジャーをしておくとケアマネとしてより長く務められます。

そう考えると、早くからケアマネジャーをしておくのがお勧めです。

 

 

ではまた。