ケアマネジャーは、介護士からのキャリアアップとして考えているが、「大変そうだから」という理由で、現場で介護を続けている方もいらっしゃるかと思います。
ケアマネジャーの業務内容は、現場の仕事に比べると、今まで経験したこと無い大変さがあり、慣れ仕事に疲れてしまう事があります。
こんにちは、ケアマネジャー歴11年のまさたけ(@masa_take14)です。
当ブログでは、ケアマネジャーを始めたい方、始めたばかりの方向けのコンテンツを発信しております。
この記事では、ケアマネジャーが大変な理由と、大変なときの対処法、ケマネジャーを11年続けている理由をお伝えします。
ケアマネジャーは大変?辞めたいと思った瞬間と、その対策
ケアマネジャーは現場の大変さとは違い精神労働と言われ、体よりも心が疲れます。(私も新人の頃は疲弊していました)
利用者・家族の生活を支えるためのプレッシャー
新人の頃は、自分が作ったケアプランが不安で押し潰されそうでした。
ケアマネジャーは、利用者の生活を支えるために「週間サービス予定表」を作ります。(利用者・家族と一緒に決めます)
これで、利用者の生活が上手くいくのか?不安で押し潰されそうでした。
後押ししてくれる先輩ケアマネジャーがいたから不安が軽減し、経験を重ねて今があります。初めてのケアマネをするために、不安なあなたを支えてくれる、教育体制が整った居宅支援事業所がお勧めです。
人間関係にストレスを感じる(多職種連携)
ケアマネジャーは介護サービスの中核を担うため他専門職(他事業所)や行政、利用者・家族など幅広く関わり「板ばさみ」になることがあります。
また、自分で動くより「専門職に仕事を依頼する」ことがメインになるのですが、現場の癖が抜けず、人に仕事を依頼するより自分で動いた方が精神的に楽だから、つい自分が動いてしまい、仕事が終わらない!という過去があります。
- 板挟みになりそうなときは、担当者会議の開催を検討する。
- ケアマネジャーは利用者・家族と専門職を繋ぐ仕事。
などの対策で乗り切りましょう。
5年に1度、資格の更新が大変
ケアマネジャーの資格を維持するために5年に1度の更新が必要で、時間や金銭面の大きな負担となります。
更新研修にかかる費用を負担してくれる、更新研修参加を出勤扱いしてくれる事業所選びがポイントです。
ケアマネジャーを辞めたいと思った時の対処法は?
どんな仕事でも、大変なこと・辞めたい瞬間がありますが、対処法を知っていると仕事を続けられるかもしれません。
ケアマネジャーは心のケアが必要です。筆者が実際に行っている対処法をお伝えします。
オン・オフの切り替えができる、事業所選びを
ケアマネジャーは24時間、自宅で生活している利用者の生活を支えるので、プライベートと仕事のオン・オフをハッキリさせるのは難しくなる可能性があります。
ですから、就職を考えている事業所の体制が重要。
筆者の職場は電話登板が電話を持ち 「今日はお休み」と 代理で伝えてもらえるから、土日はゆっくり過ごせています。
更に、平日の仕事は自分で予定を決めるから、家族の予定を優先しやすいなどのメリットもあります。(筆者は、子どもの行事への出席を欠かしません。)
ケアマネジャーを長く続けるために、メンタルケアを
ケアマネジャーは精神労働なのでメンタルケアが必須です。
まずは自分でできる”セルフメンタルケア”を行いましょう。
- 自然を感じる道を散歩。”無”の時間を作り、ネガティブ思考を止める。
- 7時間以上の睡眠時間を確保。
この2つだけでも、充分効果あります。まずは、自分で行えるリフレッシュ方法を行い、心のストレッチを行いましょう。
ケアマネジャーの業務範囲を守る
利用者の生活を支えるには、介護保険制度だけでは不十分であることも事実。
そのため、介護保険だけで解決できない時、各制度への橋渡しも期待されています。
ですが、ケアマネジャーはスーパーマンではありません。できない事を断ることも大切な仕事です。契約書を用いてケアマネジャーの仕事範囲を示すこともひとつの方法です。
職場環境を変えてみる
事業所の体制によって、疲弊する度合いが大きく変わります。今の職場でケアマネジャーに限界を感じたとしても、他職場では環境によって続けられる可能性があります。
ケアマネジャーを辞める前に、環境を変えてみる選択肢があってもいいでしょう。
職場を変えるなら。面接時に確認してほしいコトあります。
新人でもケアマネジャーができるのか?ケアマネジャーを続けやすいのか?この3つは要確認。
ケアマネジャーには現場とは違う”大変さ”と”働きやすさ”がある
どんな仕事でも、”大変さ”はつきもの。
楽に働くことが出来る仕事はこの世に存在しないと思っています。
ケアマネジャーは確かに大変な仕事ですが、”知識”と”経験”でカバーできる部分が多くあります。
ケアマネジャーの仕事が大変と感じたときは、
- オン・オフの切り替えが出来る環境を。
- ケアマネジャーには限界があることを知る。
- リフレッシュする習慣を身につける。
これだけでも、効果があります。
ではまた。