ケアマネ応援家

ケアマネジャー歴10年の私がケアマネジャーの仕事内容・魅力・仕事術を解説します。

居宅ケアマネジャーの報酬は?平均年収は?歴10年が解説します。

ステップアップとして考える方が多い資格のケアマネジャー。

ケアマネジャーの報酬や、給与など気になっている方が多いのではないでしょうか?

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まさたけ

こんにちは、ケアマネジャー歴10年のまさたけ(@masa_take14)です。

当ブログでは、ケアマネジャーを始めたい方、始めたばかりの方向けのコンテンツを発信しております。

 

この記事では、ケアマネジャーの報酬と、給与についてを解説します。

ケアマネジャーの報酬に対しての不安がある方が、その実態を知ることでケアマネジャーに転職するか、転職しないかの迷いが消えるはず。

 

ケアマネジャーの報酬は、介護保険で賄われる。

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サービス事業所は収入に応じて1〜3割負担があるのに対し、居宅支援事業所は10割介護保険から支給されるため、利用者負担がありません。

 

コレをどのように受け取るかは個人の自由ですが、10割介護保険から支給されるため、公正中立のケアマネジメントを提供できる。と筆者は考えています。

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介護度によって、報酬が違う居宅介護支援。

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要介護度によって、ケアマネジメントの難易度や関わる時間が変わります。

簡単に、ざっくりまとめると、要介護1の利用者より、要介護5の利用者の方が利用するサービス量が多くる。ということ。

 

サービス量が増えるということは、そのサービスを確保するための連絡調整が多くなることを意味します。

そのため、介護度によって報酬が変わるのは当然といえば当然。

 

介護度 単位数
要介護1〜2 1,076単位
要介護3〜5 1,398単位

 

事業所加算で報酬は大きく変わる。赤字から黒字に。

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先述した基本の報酬に加えて、条件を満たしている事業所には加算が算定されます。

加算 単位数
特定事業所加算(Ⅰ) 505単位
特定事業所加算(Ⅱ) 407単位
特定事業所加算(Ⅲ) 309単位
特定事業所加算(A) 100単位
特定事業所加算(Ⅳ) 125単位

特定事業所加算(Ⅳ)は、特定事業所加算(Ⅰ)〜(Ⅲ)を算定している事業所で、医療連携やターミナルマネジメント加算を規定の回数を算定した翌年から算定できる加算。

 

特定事業所加算の取得により、赤字から黒字になった居宅支援事業所が増えたと言われています。

 

ちなみに、居宅介護支援は黒字になりにくい業種で、収入に対しての給与費の比率が80%程度。黒字になりにくいのに、高い給与を支払っている会社に感謝(笑)

令和2年介護事業経営実態調査結果の概要|厚生労働省

 

ケアマネジャーは、どれだけ働いても同じ報酬。

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ケアマネジャーは、どれだけ支援しても1人の利用者の報酬は定額。コレが”辛い事”でもあり、”楽なところ”でもあります。

 

ケアマネジャーが活躍する場面は、

  1. 「初めて介護サービスを利用する方」
  2. 「状態変化がありサービスを調整が必要な方」
  3. 「介護サービス以外で、課題が多い方」

1と2は期間限定で、一定の期間が過ぎるとモニタリング訪問と事務作業ですが、3は困難ケースと言われることが多く、頻繁な支援の必要性が長期化する場合があります。

1と2は負担が少ないですが、3の困難ケースは負担が長期化します。

 

困難ケースは、安定した利用者がいるから支えられている。と言っても過言ではないです。

 

ケアマネジャーの平均給料は「35万円」

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ケアマネジャー1人当たりの平均給与は355,553円となっています。

(平均担当件数は36件で、おそらくボーナスを含めた年収を12で割っている数字)

このくらいの給与をもらっているケアマネジャーで、もっと給与払ってほしい!という方は、こちらの資料に穴が空くほど目を通した方がいいです。

令和2年介護事業経営実態調査結果の概要|厚生労働省

 

task-management.hateblo.jp

 

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ケアマネジャーは業務効率化、コストダウンが必要なのか?

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ケアマネジャーは、給与が高い割に、実は会社の利益が少ない職種です。(だから赤字経営のところもある)

とはいえ、ケアマネジャー数が多く、加算を取っているところは黒字化しやすいと言われています。

 

社長がコストダウン、効率化について耳にタコができる程いうのには理由があったんですね。

黒字化する為に個人レベルで行えることは、無駄を省きコストダウンしながら働くこと。長電話をやめて、モニタリング訪問を効率的に行い、ICTツールを上手く使い熟して時間を有効に使っていく必要があります。

 

task-management.hateblo.jp

 

 

ではまた。