ケアマネ応援家

ケアマネジャー歴10年の私がケアマネジャーの仕事内容・魅力・仕事術を解説します。

ケアマネジャーが不足している理由と、続けるコツとは?



ケアマネジャーが不足しているという現状、その深刻さをご存知ですか?

 

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まさたけ

こんにちは、ケアマネジャー歴10年のまさたけ(@masa_take14)です。

当ブログでは、ケアマネジャーを始めたい方、始めたばかりの方向けのコンテンツを発信しております。

 

この記事では、ケアマネジャー不足の実態と、その原因について詳しくご紹介します。

将来ケアマネジャーを目指す方にとって、貴重な情報となること間違いありません。

 

「ケアマネジャー不足」資格取得のハードルが高い。

ケアマネジャー資格取得に大きな壁。

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ケアマネジャーは介護福祉士、看護師、社会福祉士保健師、薬剤師、理学療法士などの資格を持った状態で、5年以上従事し、やっと受験資格が与えられます。(コレだけでもハードルが高い。)

ちなみに、2018年を以降は介護等実務経験10年(無資格)のみでは受験の対象外となり、受験者数が半減しています。

平成29年度(2017年)の受験者数:131,560 人

平成30年度(2018年)の受験者数:49,332人

引用:厚生労働省

 

ケアマネジャーの合格率が10~20%と低い。

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更に、ケアマネジャー合格率が10~20%と決して高くはありません。

ケアマネジャーの資格と取るだけでも、ハードルの高いのです。

 

半数以上が”介護福祉士”の「ケアマネジャー」理由は、報酬。

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「ケアマネジャー」のなり手は、介護福祉士が59%と、半数以上が介護福祉士から生まれています。(筆者も介護福祉士

コレは報酬の問題により、介護職以外からの転職がしにくい事が原因。

 

ケアマネジャーの平均報酬は、409.7万円、看護師は498.6万円と大きな差があります。

介護福祉士以外からの転職は給料が減るので、家庭がある人こそ、転職は難しい判断が必要になります。

 

「ケアマネジャー不足」実は、資格の維持だけでも大変。

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ケアマネジャーは、資格の維持だけでも大変です。筆者の職場でも資格更新で業務がひっ迫するため、周りのフォローが必要になります。

ケアマネジャーの研修時間。
  • 専門課程1       :56時間
  • 専門課程2(資格更新) :32時間
  • 主任介護支援専門員 取得   :70時間
  • 主任介護支援専門員 更新  :46時間

 

最近はオンラインで動画視聴できるシステムが導入され、負担が軽減されていますが、それでも拘束される時間が多いです。

更に、研修には2万円~4万円弱の費用が必要。給料は安いのに、金銭的負担も大きい事が現実です。

 

それでも、ケアマネジャーを”10年続けている理由。”

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筆者は、28歳の時にケアマネジャーへ転職。かれこれ10年以上ケアマネジャーを続けています。

 

ケアマネジャーを、続けている理由。
  • スケジュールを自分で決める事ができる。
  • 老後のイメージがしやすい。
  • 利用者の暮らしを一緒に考えるから、やりがいがある。
  • 現場とは違い、利用者と話をする時間を確保でき、深く知る事ができる。
  • 移動時間は好きなラジオや音楽を聞ける。
  • 同僚との共同作業がないから、人間関係で悩むことが少ない。
  • ケアマネしてる自分が好き。

 

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ケアマネジャーを長く続けるコツは、”職場選び”にある。

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ケアマネジャーの有効求人倍率は、4倍程度。

1人のケアマネジャーに4社が手を差し伸べている状況です。

そう考えると、ケアマネジャーは会社選びがしやすい状況にあります。

 

ケアマネジャーを続ける可能性を少しでも高くするために、転職先は慎重になりましょう。筆者が10年続けた経験をもとに、今から転職する方に確認してほしいことがあります。

面接時に確認しておきたい”5つ”のコト。
  • 更新研修中のフォロー体制。
  • 休日のフォロー体制。
  • 電話当番の方法。
  • 更新研修時に必要な費用は誰が出すのか。
  • 更新研修中は出勤扱いなのか?

↑詳しい事を知りたい方は、ツィッターでご質問ください。

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ではまた。