ケアマネジャーの大切な仕事、「月1回のモニタリング訪問。」
モニタリング訪問は、何のために行っているのか?どんな目的?方法は?
ケアマネジャーを目指している方、始めたばかりの方は、そんな疑問を持っているはず。
こんにちは、ケアマネジャー歴10年のまさたけ(@masa_take14)です。
当ブログでは、ケアマネジャーを始めたい方、始めたばかりの方向けのコンテンツを発信しております。
この記事では、介護保険で義務づけられている”月1回のモニタリング”で、
- ケアマネジャー(筆者)が大切にしていること。
- ケアマネジャー(筆者)がモニタリング訪問を行う意味。
を、解説します。
- ケアマネジャーの「モニタリング訪問」は、月1回。
- モニタリングは、利用者だけじゃない。
- 「アセスメント」→「ケアプラン作成」→「モニタリング」の繰り返し。
- モニタリング訪問は、月の半分以上の時間を費やす。
- ケアマネジャーは司令塔。だから情報が集まる。
ケアマネジャーの「モニタリング訪問」は、月1回。
ケアマネジャーが行うモニタリング訪問は、要介護認定を受けている方(要支援は除く)は、月1回の訪問を行います。(何も変わっていないから、来なくていい。と言われても行きます(笑))
介護保険で義務付けられているため、訪問できなかった場合はペナルティが課されます。(減算されるので、会社には大打撃)
とはいえ、変化が多い方もいらっしゃるため、利用者の状態によっては月に数回訪問する利用者もいらっしゃいます。
ケアマネジャーが必死になり、月末はほとんど事務所にいないのは、コレが理由です。
ケアマネジャーは月1回のモニタリング訪問が義務。
モニタリングは、利用者だけじゃない。
モニタリングは月1回利用者の自宅を訪問して行う事はもちろん、別居している家族やサービス事業所にも行う必要があります。(毎月じゃなくてもいい)
コレは、”義務”ではなく”質”の問題。
利用者が認知症の場合など、判断力・理解力に衰えがある場合は、関わっている家族・サービス事業所の声はすごく大切。
モニタリングは多方面に行う。
「アセスメント」→「ケアプラン作成」→「モニタリング」の繰り返し。
ケアマネジャーの仕事は、「ケアマネジメントプロセス」の流れに沿って支援を行います。
ケアマネジメントは相談受付・契約は初回だけですが、
”3”以降のプロセスは繰り返されます。(ケアプラン・サービス担当者会議は省かれることがある)
例えば・・・。
- ”7”食事が食べれてない。とモニタリング結果。
- ”3”なぜ食べれていない?と課題分析。
- ”4”必要であれば、サービス調整しケアプラン作成。
- ”5”サービス開始前に、担当者会議を実施し。
- ”6”サービス開始。
- ”7”翌月(以降)に、サービス調整後のモニタリング。
と、こんな流れ。
ケアマネジメントは繰り返される。
モニタリング訪問は、月の半分以上の時間を費やす。
ケアマネジャーにとって、モニタリング訪問は労力と時間がかかる業務の1つです。
ですが、それだけの価値がある大切なプロセスの1つ。
利用者宅を訪問するまでの”移動時間”。利用者・家族、サービス事業所から”情報をお聞きする時間”で、月の大半はこの時間が費やされます。(9割と言っても過言ではない。)
人の時間は有限なので、しっかりとしたスケジューリング、時間・タスク管理を行っていく必要があります。
モニタリング訪問は計画的に。
ケアマネジャーは司令塔。だから情報が集まる。
ご家族やサービス事業所の方々は、「とりあえずケアマネジャーに聞いてみる、報告しておく」ので、ケアマネジャーには情報が集まり、必要に応じて支援を依頼するケアマネジャーは司令塔です。
その”司令塔”の役割をしっかり果たす為には、利用者・家族、サービス事業所からのモニタリングした結果の情報がいかに大切か。を、今でも肌でビンビン感じております。
モニタリングを疎かにすると、いい支援ができません。
モニタリングの”質”を上げて、利用者・家族の生活を支えていく。ケアマネジャーの仕事は9割モニタリングといっても過言ではありません。
ではまた。