最初は誰でも苦手。スケジュール管理はケアマネジャーになって初めてがほとんど。
ケアマネジャーは基礎資格で5年の経験を経て試験に合格してから仕事に就くわけですが、基礎資格が看護師、介護福祉士など現場で努めていた人がほとんど。
病棟や施設で決められた内容に沿って、仕事を行っていくので、”自分でスケジュールを考える”ことが初めてのケアマネジャーが多いものです。
だから、苦手なのは当然です。
ケアマネジャーは自分で予定を埋めていく自由がありすぎて、難しいんですよね。
ケアマネジャーを始めたころは、何にどれくらい時間がかかるのか?
の意識が無く、時間があまり過ぎたり、足りな過ぎたり...。
と、時間の有効活用ができてませんでした。
では具体的に、ケアマネジャー歴10年の私が行っているスケジュールとタスク管理について、詳しく解説していきます。
◎スケジュール管理には、マンスリーとバーチカルで管理。
スケジュール管理には、2つの種類を使うのがおすすめ。
- マンスリー。(紙手帳)
- バーチカル。(スマートフォン)
詳しく解説していきます。
マンスリーで、忙しさを俯瞰的に見る。
マンスリーは、”1ヶ月の忙しさ”を把握するのに便利です。
(ケアマネジャーの仕事は1か月単位で完結するから、マンスリーは管理する為に使える)
おすすめは、紙の手帳で行うのがおすすめ。
記入する内容は、”忙しさに関わる3つのコト”を記載しておくと、その月の忙しさを把握することができます。
- 担当者会議をする利用者名(記入例:担会〇〇様)
- 新しく担当する利用者名。(記入例:初回訪問〇〇様)
- 研修(記入例:専門課程Ⅱ)
マンスリーを使い熟すと下記のような時に判断が容易になります。
- 新しく相談に来たケースを受けるか、受けるべきじゃないか。
- 相談内容の優先順位や、調整の目処などをお伝えする。
- モニタリング訪問のペースを落とすか、上げるか。
マンスリーで、予定を俯瞰的に確認して、忙しすぎないようにしていきましょう。
バーチカルは、自分が時間通りに動くために使う。
続いて、バーチカルを紹介。
”バーチカル”という呼び名を初めて聞くかもいらっしゃいますよね。
バーチカルは、縦軸に時間。横軸は日付・曜日。で分けられいます。
時間ごとのスケジューリングができるので、予定が立てやすいのが魅力。
時間に正確なケアマネジャーになることができます。
おすすめはGoogleカレンダー。
こちらは、無料のアプリなので、すぐにでも取り組めます。
私は、色を分けることで重要度に変化を付けています。
ピンク色が、担当者会議や研修。
青色は、モニタリング訪問や、重要度がそんなに高くない予定。
(モニタリング訪問は大切なお仕事です)
こんな感じで色分けをしておくと、メリハリが出て管理が容易になります。
◎スケジュールに+α。タスク管理は超大事。
ケアマネジャーは、待っているだけで色んな仕事が舞い込んできますよね(笑)
- 事業所から、電話で報告や相談。
- 病院から、新規の利用者の調整依頼。
- 利用者宅を訪問すると、相談や調整依頼。
そこで大切なのが、タスク管理(ToDoリスト)。
※以後、タスク管理で統一します。
頭の中で覚えているだけだと、次から次に忘れていきます。なので、書き留めましょう。(記憶力に頼ると痛い目に合う)
おすすめは、Googleカレンダーのリマインダー機能。
リマインダーは、日時の指定と一言メモができる機能なのでタスク管理に超便利です。
リマインダーには、”〇〇さんデイサービスの調整。”
で十分。内容は、支援経過にまとめておけばいいだけです。
完了ボタンを押すと、完了したタスクの件数がわかるので、
リマインダー機能は、タスクを忘れるだけじゃなく、達成感も十分に感じることができるんですよね。
(達成感は、仕事をする上で大切)
スケジュールとタスク管理で、ケアマネジャーの仕事をこなしていこう!
スケジュール・タスク管理はケアマネジャーの仕事に欠かせないスキルです。
このスキルは、割と甘く見られがちですが、かなり重要。
時間と、記憶を制することで、日々の仕事を難なくこなすことができるようになります。
マンスリー・バーチカル・タスク管理で、仕事を整理しながら利用者の生活を支えていきましょう!
ではまた。