ケアマネ応援家

ケアマネジャー歴10年の私がケアマネジャーの仕事内容・魅力・仕事術を解説します。

歴10年が実践!ケアマネジャーが”板挟み”から秒で抜け出す方法とは?

ケアマネジャーは、専門知識のスキルはもちろんですが、それ以上に必要なのがコミュニケーションスキル。

ケアマネジャーの人間関係の悩みに”板挟み”があります。

”板挟み”状態は、かなりのストレスになるので、できることなら避けたいものですが、調整役である以上、”板挟み”からは逃げられそうにありません(笑)

 

 

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まさたけ

こんにちはケアマネジャー歴10年のまさたけ(@masa_take14)です。

当ブログでは、ケアマネジャーを始めたい方、始めたばかりの方向けのコンテンツを発信しております。

 

この記事では、”板挟み”から秒で開放される方法を紹介します。

”板挟み”から開放されると、仕事とプライベートのどちらも充実した人生を送ることができますよ!

 

ケアマネジャーによくある”板挟み”は3つ。

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一般的な”板挟み”とは、人と人とのあいだに立たされる状態を言います。

この板挟みを、もう少し紐解くとこんな状態。

人と人との間に立たされ、一方の人が自分の利益の為に、ケアマネジャーを味方につけようとしてくる。

 

ケアマネジャーの”板挟み”状態には3つのシチュエーションがほとんど。

  • 利用者本人と、その家族。
  • 利用者家族と、利用者家族。
  • 利用者・家族と、介護サービス事業所。

開放される方法を解説していきます。

 

利用者本人と、その家族の意見が相違している場合。

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モニタリングをする際、利用者本人と、その家族(主介護者)に面談をするケースが多くあると思います。

利用者本人と、その家族(主介護者)の思いに違いがあって、どちらか一方がケアマネジャーにお願いしてくるケースです。

 

よくあるのが、「デイサービスに行きたくない利用者」と、「デイサービスへ行ってほしい家族」。

家族からケアマネジャーに「デイサービスへ連れて行くように、説得してくださ〜い」という依頼。(よくありますよね)

ここで何も考えずに、その依頼を受けてしますと”板挟み”になります(笑)

 

  • 利用者・家族にとってデイサービスが必要なのか?
  • 利用者にとってどんなメリットがあるのか?
  • 家族にとってどんなメリットがあるのか?

まずは、ケアマネジャーとして考えて行動することが大切です。

 

ケアマネジャーは、「サービス利用の必要性をお伝えする」しかできない。

利用者にとって、家族にとって、デイサービス利用の必要性があると判断した結果、お誘いしますが、本人は「嫌だ。」と言うでしょう(笑)

家族から依頼されたから。といって、執拗な営業マンのように何度もお誘いする必要はありません。

執拗にしすぎると、家族にとってはいいケアマネジャーになりますが、利用者にとっては”しつこいケアマネジャー”になりかねません。

 

結局、決めるのは利用者本人。本人が必要と思わない限りデイサービスへは行かないんです。

ケアマネジャーにできることは、デイサービス利用によるメリット・デメリットと、代替え案の提示。

それ以上のことは、何もできないので家族へは「様子を見ましょう」とお伝えし、”板挟み”から開放されましょう。

 

”利用者の家族”と、”利用者の家族”の板挟み。

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普段は、キーパーソンである家族との連絡をやり取りしているのに、他の家族から突然連絡があったことはないですか??

新人の頃は、家族だからといって丁寧に対応していましたが、その”板挟み”ハマってなかなか抜け出せませんでした(笑)

 

主介護者以外の連絡は、お断りする。

突然、他のご家族から連絡があるケースには、主介護者とその兄弟との間の話し合いで思い通りにいかず、ケアマネジャーに直談判してくる。

そんなパターンが多いです。

(この対応を、主介護者の知らないところでやり取りすると、ケアマネジャーと主介護者の関係が悪くなることも...。)

 

この”板挟み”には、

  • 「窓口は、主介護者ひとつに」と、お願いする。
  • この連絡のやり取りは、主介護者も知ってますか?とお尋ねする。

と、いいです。

 

ケアマネジャーの仕事は、「利用者・家族が自立した生活を支える」ことで、家族同士の問題解決ではありません。ケアマネジャーが意見を合わせることは難しいです。(家族間の問題は根深い)

 

まずは、家族で話し合いをお願いし、主介護者からの連絡をお願いすることで”板挟み”から開放されます。

(悩んでいる相手に、そういうのも辛いところですが...。)

 

利用者・家族と、介護サービス事業所の”板挟み”について。

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  • デイサービスの時に、杖を振り回して利用継続が難しい。
  • ヘルパーさんへのセクハラで困っている。

など、サービス利用中のお困りごとを、ケアマネジャーに解決を求めてくるサービス事業所があります。

具体的に言うと、ケアマネジャーから利用者に、利用中止をお伝えしてほしい。

っていう依頼ですね。

サービス事業所は、言葉をオブラートに包み、ふんわり、ふんわり。と、ケアマネジャーを動かそうとします(笑)

(ケアマネジャーから利用中止をお伝えして。と)

 

この依頼は、ケアマネジャーにはできないことを、お伝えしておきましょう。

 

サービス事業所の課題は、サービス事業所しか解決できない。

ケアマネジャーは、サービス事業所の職員ではありません。

そして、サービス事業所の課題だから首を突っ込めないし、突っ込んではいけない。

と、私は考えています。

 

サービスの利用中止は、サービス事業所から言うべきです。ここでケアマネジャーが間に入ると公正中立の立場が失われ、利用者・家族との関係が悪くなる可能性があります。

 

利用者・家族と、サービス事業所との課題に、ケアマネジャーはタッチすることができない。ケアマネジャーは、どちらの肩も持つこともできない辛い立場なのです。

(実はそれが辛かったりします。感情で動いたらダメ!絶対。)

 

ケアマネジャーは”板挟み”から秒で開放されよう!

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利用者・家族のお話をお聞きし、サービス事業所へサービス調整を行うケアマネジャーは、どうしても”板挟み”状態になるころが多々あります。

 

そこで大切なのが、”板挟み”状態から開放されること。

 

開放されるコツはこの3つ。
  • ケアマネジャーにできることは限られている。(ことを知ってもらう。)
  • 家族間の問題は、解決できない。
  • 公正・中立の立場を保つために、感情的にならない。

 

 

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まさたけ

”板挟み”状態から秒で抜け出し、仕事も日常も楽しく送ることができるケアマネジャーになりましょう!

 

ではまた。